1986-10-21 第107回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
○上原委員 なかなかそれ以上の答弁というか言い回しは難しいのでそうおっしゃるかもしれませんが、例えば、パリティ、パリティとおっしゃるけれども、しかし、今回もてん菜価格はパリティ以上に引き下げられていますね。これも問題ですよ。さらに、置かれている条件が違うということもよく理解をしていただかなければいかぬと思うのですね。キビだって農家手取り額は五十九年、六十年と連続据え置きですよ。
○上原委員 なかなかそれ以上の答弁というか言い回しは難しいのでそうおっしゃるかもしれませんが、例えば、パリティ、パリティとおっしゃるけれども、しかし、今回もてん菜価格はパリティ以上に引き下げられていますね。これも問題ですよ。さらに、置かれている条件が違うということもよく理解をしていただかなければいかぬと思うのですね。キビだって農家手取り額は五十九年、六十年と連続据え置きですよ。
○斎藤(実)委員 我が国の甘味資源作物として重要なてん菜は、今日まで多くの困難な状況を乗り越えて現在のように北海道の畑作の基幹作物として位置づけをされてまいりましたが、この歴史の中で奨励金が付され、その生産の振興が図られたものと私は理解をしているわけでございますが、最近、てん菜価格の決定に当たりまして、奨励金をなし崩し的に削減をして、さらにまた本年もこれらの削減を考えているというふうに報道されているわけでございますが
しかし、農家にとってはこれはてん菜価格なんですよ。今さらこれは奨励金だから、何か今年はこの奨励金については問題がある、こういうことを行管等から言われているということをちらほら聞くわけですが、そういうことは一つのテクニックの問題であって、いわゆるてん菜価格の推移をずっと見ましても、この農業パリティ総合指数から見ましても、これはもう明らかにこの二万一千二十円というのはてん菜価格であるわけです。
だから、ことしのてん菜価格を決めるについては糖安法第二十一条の趣旨を十分わきまえて、そうして農家の実態そして手取りをふやす、こういう観点に立って、少なくとも生産者価格、それからもう一つ奨励金にも一〇・一%を掛けてそれをプラスしていくというと、私の計算では二万円をちょっと超すのだ。
そういうことからも、パリティといういまお話がありましたが、これは北海道と沖繩の、この農業基盤あるいはその他の諸条件が異なっておる、いわゆる話にならない、比較にならないほど沖繩はおくれておる、こういう前提条件があるわけなんですが、その北海道のてん菜価格決定の中でも、パリティではなく生産費及び所得補償方式をという要望が強いわけなんですね。
○小島説明員 てん菜の作付奨励金につきましては、五十一年産のてん菜価格の決定の際におきまして、五十二年度から三年間、こういうことで決定を見た経緯がございます。
そういうことでございますので、こういうような作付面積なり生産量がふえてきたということが一つと、もう一つは、五十一年産てん菜価格の決定の経緯というのがございます。その辺にかんがみまして、この二千三百円を二万円ぐらいどうだというお話もございますけれども、これを五十四年度に改定するということにつきましてはきわめて困難である、かように考えておる次第でございます。
そういうような調整の過程を経まして、かつてはてん菜価格をキビ価格は相当下回っておったのでございますが、今日ではほほ同水準、若干のむしろ逆転した関係になってきているわけでございます。生産費は確かにキビの場合高くつくことは事実でございますが、それだけで価格を決めるというわけにはまいらない。
いま、てん菜価格の決定も終わって、サトウキビ価格の国内的な問題は当面日程として上がっておりますけれども、そのことを今回は少しおいておきたい。ただ、先ほど日豪砂糖協定の問題について厳しいお話が出されておりました点なども踏まえて考えますれば、外国からも日本の砂糖に対する一つの注文が出ているのではないだろうか。
政府は、この問題について、今回のてん菜価格決定に直接の影響をするものではないというような心持ちをされているようでありますけれども、政府はやっぱり民間協定であるという立場をとってこられましたけれども、協定については政府も政令改正を行うなどで積極的に推進しながら、協定締結後事態は急速に悪化していったにもかかわらず、交渉を民間に任せて積極的な対応を怠ってきた、それが事態をここまでこじらせた一因だという指摘
そこで、現在決めておりますところの五十一年のてん菜価格一万三千百円は大幅に低いではないか、格差があるではないかということでございますが、これがどうしてこういうことになったのかということになりますと、実は農産物の価格についてはおよそ一般的な方式が初めにあって、それをあらゆるものに適用するということではなく、個々の農産物ごとにそれぞれ歴史的な経過もあって価格決定の事情が決められてまいったわけでございます
つまり、てん菜価格の積み残し論というのがそうであります。これはいままさに私が指摘したとおり、パリティの上昇率を素直に計算をして決定をしてこなかったという点は確かに御指摘のとおりの積み残し分であるとして、当時これを価格で何とかしょうと努力されたことも私どもは評価をいたしました。
○瀬野委員 サトウキビの原原種農場は今回沖繩に設けるということで、来年度予算にも計上してありますので、これはぜひ推進してもらうわけですけれども、どうかてん菜価格決定に当たっては、サトウキビのこともひとつ十分念頭に入れて、サトウキビがてん菜とまた違った困難な状態にあることを十分認識してぜひ決定を願いたい、かように思っておるわけでございます。
しかし、ことし決めるてん菜価格は、いま局長が言われた価格を最低しして、最低でもそこまで持っていって、そして地力維持から糖分の高いビートヘと政策転換をして持っていく、こういうふうに御努力をいただきたいと思います。 次には、若干制度改正の問題に触れておきたいと思います。
私も先日北海道調査に参りました際、冷害についての要請とともにてん菜についての要請を受け、また本日も陳情を受けましたが、政府はこのてん菜価格決定に当たりましてどのような方針で臨まれるのか、この点についても当局から明らかにしていただきたい。
農業基盤整備事業に対する国庫補助率引上げ等 に関する陳情書 (第一〇一号) 農業委員会等関係費増額等に関する陳情書外一 件 (第一〇二号) 農業のにない手対策の強化等に関する陳情書外 一件 (第一〇三号) 畜産経営安定対策等に関する陳情書外五件 (第一〇四号) 肉用牛価格安定対策等に関する陳情書外二件 (第一〇五号) 飼料価格対策に関する陳情書外一件 (第一〇六号) てん菜価格等
しかし、先ほど申し述べたような条件があるからそういうことを比較すべきではないという理論から、先ほども上原委員から話がありましたように、昨年のてん菜価格に対して奨励金をつけると一万円ですから、サトウキビの価格を約二〇%上げて、そして沖繩のサトウキビ対策をやったわけです。ことしも大体一万五千円になるように原料のてん菜価格をしたわけであります。
○瀬野小委員 森局長から先ほどいろいろ答弁があった中で、てん菜の耕作農家は労働時間が要するとか、雪の中での収穫がたいへんだとか、また、価格に対する奨励金の問題だとか、物価条件等がいろいろと加わって収量性に対する影響があるとか、いろいろございましたが、私は、農家の意欲を増すためにはてん菜価格を上げるという以外にない、と、かように結論をつけておるわけです。
と同時に、冒頭に申しましたように、昭和四十九年産原料てん菜価格が、てん菜耕作農民の所得を確保するためにトン当たり一万五千円以上となるようにぜひとも決定をし、今回の窮境を打開するために当局の最大の努力をお願いし、農民を救っていただくように強く重ねて要望して、私の質問を終わります。
再三申し上げておりますように、いろいろ条件もあろうかと思いますけれども、こういった精糖メーカーの問題についてもやはり大きな問題であるということを思ったときに、てん菜価格の引き上げが最大の課題であると、私はかように思っております。そういった面で、てん菜の生産農民は一万五千円以上の再検討をしろということを強く要求しておるわけでありますから、十分御検討いただきたい。
ことしのてん菜価格を、現実に農民の手取り価格を引き上げて、そうして来年に安心と期待を持たすというもう一つぐらいの方法があるのじゃないですか。
局長から、てん菜価格の一万一千百十円ということし決定した価格には、何か過去の計算の中で忘れられたものがあるのではないかという表現を、公式な表現ではないけれども、ちょっとお聞きしたことがあるのですが、一体これはどういうようにお考えになっていますか。
○相沢武彦君 最後に、てん菜価格の問題でお尋ねしたいと思いますが、九月十日の日に甘味資源審議会が農林大臣に答申しましたけれども、その答申内容は、すでに発表されておりますように、てん菜糖トン当たり十二万七百円、甘庶糖十が四千六百円はやむを得ないけれども、毎年のてん菜、サトウキビの生産者価格、事業団買い入れ価格は、物価、他農産物価格との均衡、操業度を考慮して決定することとして、一つには、四十九年産てん菜
そこで、これに対して私はいろいろ詳しく申し上げる予定でしたけれども、時間も迫ってまいりましたので簡単にやりますが、午前中からいろいろ論議されてきたところでありますが、私は、てん菜価格の改定が最大の問題であると思うわけです。
今回、五十三年までの国内産糖の目標生産費がただいま審議会に諮問されておりますが、まず、第一点にお伺いしたいことは、ことしの一万一千百十円のてん菜価格で、てん菜を耕作する農民のいわゆる家族労働費は一時間当たり何ぼに該当するか。これはパリティ方式をとっておりますから、何ぼ保証しているかという表現は抜きにして、何ぼになると計算されておるか。
私が一〇一の上昇指数で計算すると、ことしきめる価格じゃないですよ、四十八年のてん菜価格は一万四百八十円と決定されてあるべきであった。特にものすごく物価上昇で変動してきたから、乳価と同じように私どもは生産者価格を年度内改定をやれと、この委員会で要求をしたけれども、政府は実現をしなかったということですね。去年の生産者価格は年度内改定を必要とする条件下にあった、こう言えると思うのです。
○齋藤説明員 いろいろな御議論があったわけでございますが、中心になりましたのは、これはあとで申し入れということで御意見をいただいているわけでございますが、自給率向上のために、農家の意欲を盛り上げるという意味合いで、価格算定方式を生産費所得方式に改めるように法律改正をすべきである、その趣旨で本年度のてん菜価格の算定も十分検討すべきであるという点が一つでございます。
時間の関係もきざいますから、最後に政務次官から、それらのいわゆる要素というものは十分取捨選択する——しなければこれだけ物価が上がって、商品投機が加わっているこの中で、またてん菜価格据え置きのような状態——もうトン当たり百円か二百円の値上げだったら、そんなものは据え置きと同じであります。下げるよりは上げるのですから悪いことはないかもしれないけれども、経済状態は百円や二百円では据え置きと同じです。
○美濃委員 きめられました時間が参りましたので、本日はこの法案についての審議でございますから以上で質問を終わりますが、いずれ昭和四十八年度産てん菜価格の決定も近いわけでありますから、四十八年度価格、それからこれからの振興問題につきましては、日をあらためて別の機会に十分お尋ねしたいと思います。 本日は、以上で終わります。